国際平和協力活動
「国際平和協力活動」とても響きがいい言葉だ。どのように定義するのか十分に議論して貰いたい。
私は『救命救助救援隊(略称「三救隊」)の設置(自衛隊を解体再編成する。海外に派遣する場合、保身のための最小限の武器携帯は許可する)』論者だ。自衛隊員はよく働いている。豪雪、竜巻などの災害支援活動に貢献していることも知っている。しかし、そこに迷彩服は似合わない。海外給水活動もそうだ。迷彩服が庶民を威圧し反感を買っている。
民主党は安易に賛成してはいけない。その一貫性のなさが有権者の失望を買ってきた。政府がなぜ急いでいるか、よく考えてほしい。諸問題をおざなりにしてまで急ぐべき問題か。野党第一党としての真価が問われる。
以下、3紙の論調の違いを比べてほしい。
http://www.asahi.com/politics/update/1124/001.html
防衛省昇格法案 民主、条件付き賛成で調整
2006年11月24日10時17分
民主党は防衛庁の省昇格法案について、シビリアンコントロール(文民統制)確保や不祥事再発防止などが付帯決議や委員会答弁で十分担保されれば賛成する方向で調整に入った。条件を付けることで党内の慎重派の理解を得たい考えで、沖縄県知事選が終わったのを受け意見集約を図る。
野党側は今国会で防衛施設庁の談合事件などの集中審議には応じたが、同法案自体の審議は拒否してきた。民主党は24日に再開する衆院安全保障委員会で、文民統制や不祥事再発防止、閣僚らの核保有議論に関する発言などをめぐり、慎重派が納得できる答弁が得られるかどうかを見て最終判断する。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20061125k0000m010063000c.html
防衛省昇格法案:民主党が条件付き賛成 来週、衆院通過へ
民主党は24日、政府の防衛庁省昇格法案に関し外交防衛部門会議を開き、笹木竜三「次の内閣」防衛担当が談合防止策の徹底などを条件に賛成する方針を報告した。会議では「時期尚早」などの反対論も出たが、党執行部は29日の「次の内閣」会議で正式に決定する構え。これに伴い、同法案は衆院を来週に通過する見通しとなった。今国会成立はほぼ確実な情勢。
同法案は野党の審議拒否で中断していた衆院安全保障委員会の質疑が24日再開された。民主党執行部は最終的には賛成する意向を固めていたが、19日の沖縄県知事選で共闘した共産、社民両党の反対姿勢に配慮し、党内の意見集約を先送りしていた。24日の会議では笹木氏が賛成の条件として(1)防衛施設庁談合事件の再発防止(2)自衛隊の規律強化(3)同法案で本来任務に格上げされる国際平和協力活動からイラク復興支援を除外(4)「核保有」発言に関する集中審議--などを挙げ、与党と付帯決議も検討する考えを示した。ただ、自民党が民主党の条件をどこまで尊重するかは不透明で、党内手続きに手間取る可能性もある。【須藤孝】
毎日新聞 2006年11月24日 19時47分
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061124ia02.htm
防衛庁の省昇格関連法案、民主が条件付きで賛成の方針
民主党は24日昼、外務・防衛部門会議を開き、防衛庁の省昇格関連法案への対応について、官製談合事件の再発防止の徹底など条件付きで賛成する方針を決めた。
これにより、防衛庁の省昇格法案は来週、与党と民主党などの賛成多数で衆院を通過する見通しだ。
(2006年11月24日14時17分 読売新聞)
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