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2006年11月22日 (水)

こころのノート

http://blogs.yahoo.co.jp/starstory60/archive/2006/11/20
で見つけた。2002年から小中学校に強制配布されていて、約20億円が使われている模様。
小学生用の「こころのノート」3種、中学生用「心のノート」があるらしい。
今度高校生に会ったら『心のノートって使った?』と聞いてみよう。

一般論としては
こころのノート フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88
に簡潔に記されている。
今の私だったら、全頁薄い青の色鉛筆で塗りつぶして『bluenote』と名付ける。

【追記】

http://osaka.cool.ne.jp/kohoken/lib/khk210a1.htm は一読に値する。
「心のノート」の教育法・教育行政上の問題点  室井 修(近畿大学)
「心のノート」について(依頼) 文部科学省初等中等教育局長 矢野 重典
「心のノート」の配布状況について(照会)  文部科学省初等中等教育局教育課程課長 布村 幸彦
「心のノート」の活用状況について   文部科学省初等中等教育局教育課程課長 大槻 達也

特に
「心のノート」の活用状況について   文部科学省初等中等教育局教育課程課長 大槻 達也
Ⅰ 教育委員会における取組
1 各学校において「心のノート」の活用が図られるよう、貴教育委員会において、どのような取組を実践していますか。その際,関係機関・団体等への働きかけなどを行っている場合には、相手方も具体的に挙げてください……
≪『活用する取組』は教育委員会の責務である≫

2(都道府県教育委員会のみ回答すること)≪官僚的命令文≫
 域内の市区町村教育委員会において実施している取組のうち…… ≪実施していて当たり前の論調≫
Ⅱ 学校等での活用状況
1 児童生徒の「心のノート」の活用を一層促すために…… ≪官僚的命令文。使わない裁量権は教員にある≫

3 「心のノート」が効果的に活用されていない状況が見られる場合,その理由として……
 ア 教師の理解や活用への意識が十分ではない
 イ 児童生徒の共感が得られていない
 ウ 保護者や地域の理解が得られていない
 エ その他
  ≪ここでも官僚的犯人探し論による設問。「心のノート」そのものを否定する回答は黙殺される≫

と、教育委員会への抑圧が展開されている。上記≪≫内は寸胴記
百歩譲って「心のノート」が活用に値する物と仮定しても、他の副教材と同様、民間の出版社から出版し、活用しようとする教育団体がその良心に基づき購入・活用すればよい。国費で強制配布され「活用」させられている教育委員会関係者及び学校関係者にお見舞い申し上げます。

調べてみると出版されている。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4894234335/ref=pd_sim_b_3/250-9131553-3961031
こころのノート (小学校1・2年) (単行本) 文部科学省  @360.
単行本: 87ページ 出版社: 文渓堂; 平成17年度補訂版版 (2005/07) ASIN: 4894234335

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4054018343/ref=pd_sim_b_2/250-9131553-3961031
心のノート (小学校3・4年) (単行本) 文部科学省 @370.
単行本: 96ページ 出版社: 学研 (2003/03) ASIN: 4054018343

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4252782805/ref=pd_sim_b_1/250-9131553-3961031
心のノート (小学校5・6年) (単行本) 文部科学省 @380.
単行本: 112ページ 出版社: 暁教育図書 (2002/07) ASIN: 4252782805

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4252782791/ref=pd_sim_b_1/250-9131553-3961031
心のノート (中学校) (単行本) 文部科学省 @431.
単行本: 128ページ 出版社: 暁教育図書 (2002/07) ASIN: 4252782791

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4252782864/ref=pd_sim_b_3/250-9131553-3961031
「心のノート中学校」活用のために (単行本) 文部科学省 @501.
単行本: 47ページ 出版社: 暁教育図書 (2002/03) ASIN: 4252782864

と、ご丁寧に解説書まで。価格と出版時期の変化が反比例しているの点と出版社の偏りも興味深い。きちんと競争入札で落札されたのだろうか。初犯から改訂されていないのも不思議。民間発案の副教材なら毎年の様に、利用者の意見を採り入れた改訂が行われる。よりよい物を提供することが出版社の利益になるから。
 いったい、この副読本の原案・著作から現在までにいくらの国費が使われたのだろう。費用対効果を文部科学省は把握しているのだろうか。それとも都合のいいときだけ『教育に競争原理・市場原理は似合わない』と言うのか。

興味は尽きない。

【補足】
心のノート (小学校5・6年) (単行本) 文部科学省 @380. カスタマーレビュー
まあ、お役人さまが作ったものですから。, 2004/10/5
レビュアー: 
小6の時サンプルとして貰ったことがあるが、
そのあまりの内容のくだらなさ、陳腐さに小学生ながら
ため息をついた。
内容はほぼ記憶の底から滑り落ちているが、

「皆と仲良くしよう」「いじめはしてはいけない」「人のキモチを考えよう」

とか、そんな感じの内容だった。
・・・・、一体、なにが言いたいのだろう?そして一体何がしたいのだろう?
これを作った目的とは何なのだろうか。

このナゾが数年経っても分からない。

なんか、てきとー、に作った美辞麗句、
金科玉条がならべてあったような気がするが、
文部省はまさかこれで、

「ウワーン!!感動したよー!
ボク、他の人の命の大切さがわかったし、
ボクの悩みも解決したよーー!
おまけに、この本のおかげで、大人にも一歩近づけたよーー!」

とか、なるかもしれないとか考えながら作ったのだろうか??

そんなわけ(多分)ない。

これゃ、お役人さまの完全な手抜き。
とりあえず、不安がる世論を静めるために作ったんだろう、どうせ。
こんな奇麗事並べただけの説教本なんか、どんな子供も見向きもしないだろう。
これじゃあ、世の中に子供の殺人とかが増えていくわな。

小中校の先生方は、こんな絵本なんかに頼らず、
「ちゃんとした教育」をして下さい。

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