ならば算数教育も国語教育も全部やめるべきだ
中央教育審議会会長山崎正和が発言した。個人的な見解だが『現在の道徳教育もいらないと思う』『歴史教育もやめるべきだ』
前者の道徳教育不要論には八割方賛成である。
寸胴も過去に、
『教育体質の改善を図れ』 l (2006.11.30)
『教育基本法に自信があるなら解散総選挙を』 (2006.12.15)
『だから「道徳」は廃止しよう』 (2007.4.26)
などで、自身が受けてきた学校教育と現行の「道徳」科目や「倫理社会」科目の限界と弊害について記した。
しかし、単に廃止してその分の時間を他の教科、特に算数・数学や国語に割り振るのなら反対する。自分の在任中に『学力テスト』の平均が上がって、諸外国との比較で優位になることが目的なのかと、勘ぐりたくなる。いったい教育の顧客は誰なのか?
更に『歴史教育もやめるべきだ』というなら
「現在の算数教育もいらない と思う。算数は教科で教えることではなくて、教師が身をもって教えること。親も含めて大人が教えることだ。勤労と買い物をしないで金銭勘定が身に付くか!」
「現在の国語教育もいらない と思う。国語は教科で教えることではなくて、教師が身をもって教えること。親も含めて大人が教えることだ。教科書用の子供だましの死んだことばは意味がない!」
「現在の理科教育もいらない と思う。理科は教科で教えることではなくて、教師が身をもって教えること。親も含めて大人が教えることだ。元素記号(原子記号じゃないよ)を知らなくても生活にこまらん!」
「現在の…
すべて要らないことになる。
そんなことだから、安呆倍三のご都合主義で集められた御用学者集団『教育再生会議』なるものにバカにされ、蚊帳の外に置かれてしまうのだ。
その一方で、実生活では使うことのない英語(正確にはアメリカ合州国語)を小学生にまで強要しようとしている。いや、もう始まっている。アメリカの植民地政策に迎合しているとしか考えられない。
今の児童・生徒が何をどの様に悩み、苦しんでいるのかを切実に感じている人に会長のイスを渡して、ご自身は勇退されては如何か。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070427k0000m010107000c.html
中教審会長:「道徳教育と歴史教育は不要」
中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の山崎正和会長は26日、東京都千代田区の日本記者クラブで講演と記者会見を行い、個人的な見解と強調した上で、小中学校での道徳教育と歴史教育は不必要との考えを示した。さらに、政府の教育再生会議が論議している道徳の教科への格上げにも否定的な見解を述べた。
山崎会長は道徳教育について、賛否の割れる妊娠中絶の是非などを例示して「『人のものを盗んではならない』くらいは教えられるが、倫理の根底に届く事柄は学校制度(で教えること)になじまない」と指摘。「代わりに提案しているのは、順法精神を教えること。『国の取り決め』として教えれば良い」と持論を展開した。
現在行われている道徳教育の必要性を問われると「現在の道徳教育もいらないと思う。道徳は教科で教えることではなくて、教師が身をもって教えること。親も含めて大人が教えることだ」と述べた。
歴史教育についても、稲作農業が日本で始まった時期が変遷していることなどを指摘し「歴史教育もやめるべきだ」と述べた。【高山純二】
毎日新聞 2007年4月26日 20時29分
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コメント
何かめちゃくちゃ・・・な感じがします。もっともらしいことを言っているけど、ねらいがどこにあるのかが分かりませんね。本当の個人的見解なのでしょうね。
逆に反発をねらっているとか、うがった見方をしてしまいます。
投稿: momo2006 | 2007年5月 3日 (木) 11時19分