2007年2月 9日 (金)

有有大辞典-虚偽捏造誇大矮小誘導断定なんでも有有

 なんだか余所の言葉みたいになってしまったが、よりによってこの時期に大衆報道の叩き台がまたでた。
 一番の被害を被ったのは何だろう。
だまされた消費者?根っからの納豆好き?小売店?流通業者?納豆メーカー?
原材料生産者?他の報道機関?製作会社?スポンサー?はたまた行政?大豆?遺伝子操作された納豆菌?
 なんか全部違う気がする。しかし罪作りな話だ。

 『納豆を毎日1~2パック、必ず食べる ようにしてください。その際には納豆のつぶつぶ感が無くなるまで良く咬んで、総カロリーは○○以下にするのをお忘れなく。そして、効果の程を毎朝夕体重計で確かめてグラフに付けてみてください。焦っちゃいけませんよ~。じわりじわり体重は必ず減ります。そうそう、適度な運動は相乗効果がありますので、欠かさないでくださいね~』 なら、どだ。

 きちんと実行した組と、すべてやらなかった組の比較実験結果を付けて放送すればよかったのに。もちろん各組10人ずつバックデータを取って、有利なデータ各5人で比較するの。あ、番組の最後で『効果には個人差があります』って、表示するのも忘れないでね。

 このくらいの脚色なら許されるんじゃないかしら。
 小売店さ~ん、特売、半額シール、おつとめシール、大歓迎よ!うちは賞味期限なんてあんまり気にしないから。折角作った納豆はぜ~んぶ食べましょうね。

発酵食品は賞味期限を過ぎた頃が一番美味しいんですからね~

そうそう、ゲンダイさんが1/24~1/27におもしろい記事を載せてるの。よかったら見てね。

(味覚・消化機能等には個人差があります。また、流通・保管状態などで品質は変化します。この記事を盲信した結果について、当ブログは一切の保障をいたしません(^^)

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2007年2月 5日 (月)

これだから困る「しっぽフリフリ御用懺悔知らず新聞」

歴史を隠蔽・美化して思想・信条の押し売りを自称全国紙が社説で行うのだから困ったものだ。

高々百三十余年前に帝国君主のシンボルとしてお上から一方的に押しつけられ、その後、富国強兵のシンボルとして民衆を洗脳するのに使われてきた「はたじるし」の負債を全て隠して踏み倒している

その前の約三百年間は徳川の紋章がシンボルだった。鎖国で諸外国からの圧力から逃れた一方、自分の趣味で動物を人より大事にしたり、権力者のやりたい放題の時代だった。身分などの差別、格差固定も行われた。

憲法では、諸外国の国章を侮蔑的に扱うことは禁じている。国際社会で相手に礼を尽くす上で当然だ。しかし、自国の国章をどう扱うかは触れられていない。国家は人のための制度・道具であり、国家のために人がいるのではないから当然だ。使っている道具が正常に働いているか、ギクシャクしているかどうか、油を差さねばならないところはどこか、そして、暴走していないか、常に気を配り、腐ったり朽ちたりした部品は交換しなければならない人を機械扱いしたりする部品や、その部品を選んだ部品は即刻使用中止しなければならない。どうして即刻リコールしないのか、不思議でならない

敗戦を機に国章を改めた例は枚挙にいとまがない。残念なことに、この国では新しい国章を定める議論は弾圧され、封印され続けてきた。しかし、戦前からのシンボルがもつ魔力に警戒感を持つ人は多い。国内はもとより、迫害された諸外国からすれば、当然の感情だ。

しかし、道具が人の力を超えたとき、人はいつのまにか道具に使われてしまう。道具の力を自分の力と錯覚してしまうのだ。たとえば自動車を運転するとき、自動車のしもべとなり、二輪車・自転車や歩行者を邪険にしてしまう。住宅街でも「そこのけそこのけ俺様が通る」「アクセル全開俺様が行く」。カッターナイフでもそうだ。

児童・生徒・学生・社員、親御さん、教職員・経営者の方々へ
 思想信条を道具が押しつけてきても、毅然と拒否しよう! 特に校長先生はじめ、管理職の方々に毅然たる態度が求められます。いま、この国は確実に「新しい戦前」へと向かっています。道具を使いこなせる人を育てることが大切です。道具に使われると人としての価値が下がります。
 学校行事では「校歌・校章」に誇りを持ち、胸を張って歌えれば十分です。生徒児童が誇りを持てない校歌・校章なら、改訂すればよいではありませんか。

にほんの旗として、個人的には、どぎつい赤色ではなく、あわい桜色で桜の花一輪、図案化した物がいいいなぁと思っている。

一応、  元記事こちら   です。引用する気にもなれない。腐ってます。

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2007年1月30日 (火)

いじめられている人とご家族の方、先生への手紙

いじめられている人へ
 自信なんか持たなくていい。がんばらなくていい。がまんしなくていい。根性なんかなくていい。ゆうきなんかなくていい。いじめっ子が幸福か不幸かはあなたに関係ないこと。
 まずはとにかく、避難(ひなん)してください。にげてください。
 学校にいるときなら保健室へ。保健の先生に話をしてみてください。ゆっくりと。つぎの日、教室に入るのがこわかったら、また保健室へ行ってください。

ご家族の方・先生へ
 まず、お子さんを信頼してください。お子さんのつらさを共有してください。根ほり葉ほり、詰問(きつもん)するのは後でもできます。そっと抱き寄せて、感じてください。
 励ましたり、激励したり、「だいじょうぶ?」「元気出して」と言わないでください。心配な顔をしないで暖かく受け入れてください。
 学校に相談するのも抗議しに行くのではありません。
 クラスで、時間をかけて話し合ってください。犯人探しではなく、どうすればみんなが心地よいクラスを作っていけるかを。

その、やわらかな心を大切にしてください。

投稿 寸胴 | 2007/01/29 23:19:19

さきほど、 こちら  へコメントしました。元記事を否定するようなコメントなので削除かなぁ

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2007年1月29日 (月)

重要な視点が抜けている「給食費滞納問題」~社説批判~

 公立学校での給食費滞納が社会問題となっているらしい。毎日新聞が、1月26付け社説で論じている。
しかし、重要な視点が抜けていないか? 記事は滞納理由を【学校の認識だと】で片づけている。その裏付け取材はしていないのだろうか。これでは大本営発表と大差ない。

その、学校の認識だと滞納の理由は
  保護者の責任感や規範意識 60%
  経済的理由 33%
  (引き算で)その他 7%

と、ある。そして、保護者の意識=【明らかに支障はないのに踏み倒し同然に滞納を続け、請求に対し居直ったりする保護者】と決めつける。取材の裏付けがあるのか、伝聞による推測なのか、明確にしてほしい

 たしかに、子が、他の子と同様に給食を食べているにもかかわらず、納入の督促をするとその場限りのような言い訳を繰り返したり、居直って怒鳴り出す親もいるだろう。しかし、1%×60%=全体の0.6% の多数がそうである確証はない。たまたま1~2ヶ月振込を忘れた場合も含まれているのではないか(奨励・是認するつもりはないが)。督促する方も、電話・口頭で済ましてはいないか。それは事なかれ主義だ。失礼のない書き方で文書で督促するだけでも、効果はあるはずだ。雛形一つ、作っておけばよい。

 一方、学校判断の「偏食」が体罰になっていないだろうか。私は殆どの食べ物が好きだが、学校給食でどうしても食べられなかった事が1度だけある。その時は、給食後の休み時間と、掃除の時間が終わるまで「その」食べ物とにらめっこしていた。掃除が終わる頃、ようやく先生が『残していいよ』と言ってくれた。私には残すという概念がなかったのだ。今でも覚えている。もう30年以上前だが…。マズイものはマズイのだ。

 オトナが偏食と決めつける、嫌いな食べ物・食べられない食べ物もその本人の自然な防御反応であることをオトナは知るべきだ。昔からハンバーグやカレーに細かくして入れたりする工夫はある。

 しかし、細かく混ぜ込む工夫を「してはならない」場合を忘れてはならない。食物アレルギーだ。
当たり前だが、本人の意志とは関係なく、アレルギー反応は起こる。食べなくても、触れただけで危険な場合もある。その場合、毎日弁当を持たせる事が多い様だが、その場合も『平等』に給食費を徴収していないだろうか。決まりだから、と督促されて多くの人が要らぬ負担を強いられていないだろうか。

 いわゆる公式発表を鵜呑みにして、同じ観点だけからしか論じないのは大衆報道として失格だ。誰かが言っている「規範意識の低下」にお墨付きを与える社説に危機感を覚える。

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